微笑みの国

もう二度と行くか!と思いながらも三回目の訪問をしてしまったタイなんだけど、この旅行で考えたことについて書いていこうかなぁなんて思ってる。

 

友人の中には、日本が最高!派と海外最高!派がいるんだけど、まあなんかボクはどっちでもないかなって感じ。どっちもいいとこもあるし悪いところもあるし。日本のいいところは日本語が通じるってところ。それ以外はむさ苦しいかなって、よく思ったりする。海外のいいところは、適当なところかな。

 

タイでいつも感じることは、まあみなさんとてもよく笑いますねってこととみんな何して生きてるのかなぁってこと。日本にいると「銀行員してます」とか「普通の会社員してます」みたいなことばっか聞くけど、タイだと昼間っから路上で寝てる人いっぱいだし、「そこでなにしてるの?????」みたいな人であふれてる。

 

風俗嬢の話。「タイにいくよ~」って言うと、「女買うんだ!」みたいなこと言われることが多いし、タイに行ってきた人の話を聞くとそのたぐいの話が多い。「航空券代考えると日本でいいじゃん」なんて思ってしまうボクはあまりにも汚れているのかな。

 

今回の旅行では、路上の風俗嬢と話す機会があったんだけど、まあなんかすごいねって思った。詳細は省略したほうがいい。端的に言ってみると、まあすごい生い立ちだよなぁって実感。

 

発展途上国のこどもたちの笑顔は素晴らしい!」みたいなこと言う人が世の中にはたくさんいて、「別にどこでもだれでも笑顔はすばらしいよ」って反論したくなる。反論?包括?なんでもいいけど、「発展途上国」「子供」「笑顔」「素晴らしい」みたいな言説にはうんざりしちゃう。

 

子供の笑顔はどこでも素晴らしいし、大人の笑顔なんてもっと素晴らしいよって、何億回でも言ってあげる。怒ってる人より笑ってる人のほうが好き。たぶん君もそうだよって。

 

貴賎はないけど、あえて比較してみようとするなら、タイの人たちは「生きてる」って印象。「生きてる」人ってのは本当にタフで本当に尊敬。

 

ボクのまわりの人を見るとラベリング大好きマン、ウーマンにあふれてる気がするのはたぶん気のせいじゃなくて事実だとおもってて、「自由に生きるんだ!」みたいなひとも結局、企業とか結婚とか家庭とかにじぶんからラベリングされていく。

 

つまんなそうだなってボクは思うよ。否定も肯定もないけどね。

 

タイも日本も変わんないと極論思っていて、環境によってひとの考えなんて簡単に変わってしまうものだよってじぶんにもみんなにも言いたい。あたりまえだけどね。

 

だからこそ「生きる」という普遍的なテーマを淡々とこなすことが大切なのかなとか考えたりするよ。

 

「とにかく生きてみなよ」としか思わないのが最近のボクの感情を支配している言葉。

 

海外でも日本でももうなんでもどこでもだれでもいいけど、じぶんが生きたいところで生きていくのがいいと思うよ。

 

「認識のうえでの諦観」とかいうボクが考えたわけのわからない言葉が、みんな大好きな「グローバル人材」じゃないかなぁってジャックダニエルと一緒にふわふわ考えてる。

 

風俗嬢でもなんでもいいよ。生きているひとはみんな尊敬されるべきひとだと思うよ。

 

海外に行くと価値観が変わるとかいうけど、価値観から自由になりたいよね。価値観なんてくだらないもの、その国が捨て去ってくれると嬉しいね。

 

海外大好き!日本大好き!みたいなひとになれる日がボクにもいつかくるといいなぁと思ってる。本気で思ってる。

 

そんなひとになるために日々を淡々と生きていきたい。なんてインタビューの〆みたいな言葉でおわります。