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数学と女の子

村上春樹の「海辺のカフカ」が好きだ。四国の森(?)のなかで日本兵と遭遇するシーンがこの上なく好きなんだけど、なんでかと言ったら結局四国の森というものを想像できるからだよねぇーなんて思ったりしてる。

 

イメージの共有ってボクはこれを呼んでいるんだけど、それっていうのはつまるところ、じぶんの経験や体験と結びついていて、ボクの父親が四国出身でボクが何回も行ったことがある場所がクリスタルクリアに浮かぶ。

 

ボクがSF小説を読むときに浮かぶのは結局のところ、科学雑誌の「ニュートン」で見た図や写真であったり、小さい時に読んだ星座の図鑑だったりする。

 

全く未知の文字に出合っても、想像できないのが悩みではあるんだけど、それってのはまあみなさま共通のことなのかもしれないなぁーなんて思ってじぶんを納得させているところがある。

 

友達「アーモンドフロランタン作ったよ!」ボク「?????」

がまさにこれ。

 

想像の放棄とかいうカッコイイ言葉をくっつけてみたいけど、ボクは未知のものに対しての想像を巡らすという行為が本当に苦手で、すぐにイメージを求めてしまうところがある。

 

宗教とかが苦手なのもこのせいだと思ってる。「キリスト」「ムハンマド」「ブッダ」なんて言われても、、、なんて感じ。そのくせ、文字からイメージを紡いでいくのは大好きで、「帝国主義とはうんぬんかんぬん」「数理ファイナンスとはうんぬんかんぬん」みたいにお酒飲むといつもこんな感じで「語って」しまうじぶんがいるのも事実。

 

数理ファイナンスというものは本当にわけがわからなくて、大好き。イメージがつかめなさすぎてムカつくけど。じぶんの手のひらに一生懸命乗せようとしてるのに一生乗ってくれなさそう。高嶺の花を追ってるじぶんに酔ってる感じ?また酔ってるね。

 

数学は神が宇宙に書いたアルファベットだ。なんて昔の偉い人が言ってたような気がするけど、わけわかんなさすぎ。数学大嫌いだけど大好き。音楽のこと調べても結局数学使った説明がでてくるし、もうなんか世界は数学に支配されているような絶望的だけど美しいみたいな変な気持ちになる。妖艶?のイメージと重なるのかな?数学is妖艶。

 

「妖艶さを身につければ最強だね」なんて女の子に言ったことがたくさんあって、まあなんか妖艶さなんてものは圧倒的な年と経験を経て身につくものだと思ってるから、逃げ道が多いけど有効な発言なんですよねって感じ。妖艶さなんて言ったけど他のキミは認めるよ、あとは妖艶さだけだよね。みたいな。せこいね。ごめんなさい。

 

数学も女の子もいくら勉強しても手のひらに乗ってくれなくて、まあ手のひらにすぐ乗るものなんていらないよねって。納得させてるのかホントにそう思ってるのかはじぶんでも謎。謎なのがいいよね、なんてまた適当に濁してしまう。

 

想像できるものは容易に操作できるけど、想像できないものは操作できないってのがボクの持論としてあって、想像できるものなんてじぶんがこれまでに経験してきたくだらいものの集まりなんだよね。魅力なんて感じない。あーいえばこーいうの世界観に魅力はないんだねって。

 

やっぱり数学妖艶。女の子も妖艶?にしても両者超魅力的。なんて思ったりしてる。

 

「先生数学なんてやって何の意味があるの?」なんて聞いてくるのは全員女の子で、まあ数学の意義を説明したところで、というかそんな説明なんて求めてない癖にずるいなってずっと思ってた。「数学はあんたたちのことだよ」なんて言ったら超キモイし。

 

女の子の気持ちはよくわからないし、まあわかってしまったらつまらないし、数学についてもボクはよくわからないまま人生を終えたいと思ってる。わかっちゃったらつまらないしね。

 

明確なイメージというものがビジネスとかいう現場では求められるらしいけど、明確なビジョンを持った経営者さんが称賛されるらしいけど、う~ん、あんま魅力的ではないよね。マーケットもわけのわからん怪物で、「じぶんも金持ちになれるかも!」みたいな感じで人を惹きつけるわけだし、本当はぜんぶ曖昧なんじゃないかなって。

 

村上春樹が描きたかった高知の森の中も、ボクのイメージするものと一致する確率は非常に低いわけで、結局じぶんの持っていたものと他人が持っていたものが一致するような錯覚が快感なんじゃないかなって思うよ。ぜんぶ曖昧なくせに本当に身勝手だね。

 

ぜーんぶわけわかんなくて、ぜーぶん意味不明な世界が広がってて、少しでも理解しようと日々努力してるつもりなんだけど、報われない世界もあるんだよ、報われないのが世界なんだよ、ってわかった気になって諦めるってことが大人になるってことなのかな。ボクはまだまだ大人じゃないし、このわけのわからない世界が大好きだけど。

 

曖昧曖昧曖昧。「だまってないではっきり言ってよ!」なんて言われても、はっきり言ったら半端じゃない怒りを表すこと、ボクは知ってるよ。わけわかんないよ。わけわかんないから、大好きだけど。

 

可愛いからの開放が妖艶への道だってわかった女の子が女性になるんだね。具体的な世界から曖昧の世界へ飛び込むんだ。女の子は曖昧な癖して具体的なものを求めるけど、女性は妖艶とか言うわけのわからん世界でしっかりと存在してる感じ。数学と同じ。あいつらわけわかんない癖してしっかりと存在してやがる。

 

数学と女の子はどっちもわけわかんないけど、真逆だね。女の子は数学になって初めて女性になるんだよって、わけわかんないこと言ってあげる。

 

神は女なんだ、まずそこから話を始めないと、ってボブディランが言ってた。数学は神が宇宙に書いたアルファベットだし、なんかもうわけわかんない。タマゴが先?ニワトリが先?数学が先?女性が先?

 

女性が神様だから女性が先かな?

 

わけわかんない世界に魅力を感じるし、そのイメージを得るためにまあ色々経験しようかななんて、思ってるよ。

「恋に、最後の希望をかけるような、くだらない少女にならないで」って大好きな詩人が言ってた。

女性は男が必死こいて正解を求めるような、イメージなんかできないような、わけのわからない神様でいてください。

 

数学と女の子のわけのわからない話をしました。